˗ˋ Tau log ˊ˗

静かな私の小さな挑戦

無理のない親孝行が、心を温めてくれた話。


みなさんは、家族と定期的に会ったり

会話をしていますか?

 

私の場合、大人になってからの家族との距離感は、

以前よりも少なくなりました。

 

先日、久しぶりに父と会ったので、私の家族の背景とともに、

ゆったりお話ししていきたいと思います。

私の家族関係は少し複雑です。

 

 

 

 

私の家族の背景

 

私の両親は、約1年半前に熟年離婚をしました。

理由は、父の人間関係の行き違いから家庭がうまくいかなくなったこと。

子どもの頃から、両親はあまり仲が良くなく、

会えば口論になることが多かったです。

 

母は県外に親がいました。

親の病気をきっかけに実家へ戻る資金を貯めるべく、

掛け持ちで仕事をしていました。

母が家にいる時間は少なくて、私は少し寂しい子ども時代を過ごしました。

 

その代わり、父は仕事をしながらも帰宅が早かったので、

家事や毎日お弁当を作ってくれました。

見た目はいかにも『男弁当』という感じで、当時思春期だった私は正直イヤでした…

恥ずかしくて、一人でこっそり食べたこともありました。

 

「お父さん、ごめんよ。でも、卵焼きと爆弾おにぎりはおいしかったなぁ」

 

 

 

 

真面目で、優しかった父

 

成績については、母は周囲を気にして完璧を求めましたが、父は点数にはこだわらず、

私の好きなことや得意なことを褒めてくれる人でした。

 

静かで、真面目で、家事もこなす優しい父――

それが、私の中の父の姿でした。

 

 

 

 

急な家族関係の変化と私の心境


そんな父に変化があったのは、私が看護師になって間もない頃です。

 

職場でのいじめをきっかけに休職し、適応障害の治療中だった時、

父の行動をきっかけに両親の関係が決定的に崩れました。

 

その後、口論中に母が大怪我をして入院・二度の手術が必要になりました。

仕事以外の問題が一気に押し寄せ、私の心も限界に近づきました。

 

 

 

 

半年以上ぶりに、ふいに父親に会いたいと思った。

 

あれから時間が経ち、ようやく日常が落ち着いてきたこの頃…

父の還暦も近いことから、半年以上ぶりに会うことにしました!

 

 

 

 

さぁ、娘と焼肉パーティ‼︎

 

向かったのは焼肉屋さん。

お互いぎこちない時間もありましたが、久しぶりに顔を合わせて話をし、

少しずつ心の距離が縮まっていくような感覚がありました。

 

席に着くと、私は父にタブレットを渡しました。

父は「高いのはいいから」と、娘に気を遣って安めのコースを選んでいました。

でも、その顔はどこか嬉しそう。

網の上でお肉を焼く姿は、まるで昔の優しい父に再会したような感覚でした。

 


食べ終わると、父は何度も

「美味しかったよ、ありがとう」と笑顔で言ってくれました。

「また会いたいな」と言うその声は、少し照れくさそうで、

でも確かに私の胸に残りました。

 

ただ、ふと見れば父は少し痩せていて、体調のことが気になります。

最近、孤独死のニュースを耳にするたびに、一人暮らしの父の生活が心配になります。

 


私は、もともと繊細な性格。

目の前のことで精一杯になると、家族のことまで手が回らなくなることがあります。

でも今回、父と過ごしてみて気づきました。

 

『家族の形や事情がどうであっても、親は親』

 


自分の心の平穏を大事にしながら、無理のない距離感で家族と向き合うこと――

それは私にとって成長であり、糧になることだと。

そして、「親孝行できた」という小さな安心感が、静かに心を満たしてくれました。

 

 

 

 

家族との距離感は、自分のペースで大丈夫

 

家族との関係は人それぞれで、完璧な形なんてありません。

 

無理に近づく必要もないけれど、できる形で関わってみると、

思いがけず温かい時間が返ってくるかもしれません。

 

そしてそれは、自分の心を少し優しくしてくれることもあります。

 

無理せず、自分のペースで大切な人と過ごすことが大切だと思っています。