
私は以前、業務がほとんどなく、
仕事を任されない「社内ニート」の状態を経験しました。
最初に感じたのは、役に立てていないという焦りと孤独感。
できない自分を責めて、自分を見失う日々が続きました。
今回は、自分が社内ニート化した経験から、
社内ニートを脱した方法を共有したいと思います。
なぜ社内ニートになったのか
当時、私は看護師スタートとして
CCU(冠疾患集中治療室:重症の心臓病患者を扱う集中治療室) に勤務していました。
元々学ぶことが好きだったので、スキルアップできる現場を選びました。
また人命救助の一員になれていることに喜びを感じていましたし、
新しいことを覚えるのが楽しく、やりがいも感じていました。
しかし、キャリアが進むにつれてタスクが急激に増え、
ただ「覚える」だけではなく、臨機応変に動く力が求められるようになりました。
私はそのスピードについていけず、上司に
「もっと業務の進行をゆっくりにして欲しい」と相談しました。
すると、その次の日から自分の仕事が別の人に割り振られるようになり、
自信を大きく失いました。
そこから少しずつできることが減り、信用も失っていき、
最終的には「社内ニート」のような状態に陥ってしまったのです。
この経験から、私は 適性に合わない仕事を選ぶと、
社内ニートになりやすい と強く感じました。
仕事がなく焦り続けた日々
仕事がない現実に気づくのも遅く、
「このままではいけない」と焦りながらも、
何とか役に立てないかと周囲に聞いて仕事を探しました。
しかし、思ったように業務は与えられず、
自己否定の気持ちは増す一方でした。
「何もできない自分」への落胆と、「ここにいていいのか」
という焦りが重なり、心はどんどん追い詰められていきました。
自分を責め続けた日々
その中で、私は何度も自分を責めました。
「どうして自分ってこんなにだめなんだろう」と。
あるいは発達障害の可能性を指摘されることもありました。
診断はパターン化されがちで、知らず知らずのうちに
自分の肯定力を下げてしまっていたと思います。
でも、今振り返ると、同じように悩みながら生活している人はたくさんいます。
大切なのは、これ以上自分を責めないことです。
人生は一度きりで、親でも友人でも職場でも、
誰も私の人生を保証してくれません。
周囲の期待や誰かの価値観に縛られた生き方をしても、
明日も明後日も笑って生きていられません。
心身を守るために休養を選んだこと
そこで私は、自分の心身を守るために 精神科を受診し、
診断書を書いてもらいました。
無理に働き続けるのではなく、
まずは休養に専念して回復を優先するという決断をしたのです。
私の場合は、精神保健福祉士の方が職場に連絡をしてくださり、
自分で言い出しにくいことも代わりに伝えてもらえました。
今振り返っても、これは正しい選択だったと思います。
休職中に取り戻したもの
休職中は「早く復帰しなきゃ」と焦ってしまいがちですが、
私はとにかく休むこと、好きなことを楽しむことを意識しました。
読書や散歩、旅行、ひとりカラオケ、恋愛など、
自分を楽しませる時間を持つことで、少しずつ心が回復していきました。
その中で「自分がやりたいこと」や「生きがい」に気づく瞬間もありました。
部署異動と退職の決断
休養の後は部署を変えてもらい、より働きやすい環境に移動しました。
しかし、新しい部署でも思うように力を発揮できず、
結局は退職を選びました。
退職は悔しさもありましたが、「無理なく働ける環境を探す」
という次のステップに進むための大切な決断でした。
自己分析で見つけた自分の強み
退職後は、これまでの経験を振り返り、自己分析 に力を入れました。
例えば、アルバイトで長く続けられた仕事や、
過去に周囲から褒められたことをリストアップしていきました。
そうすることで、自分の強みや得意なことが少しずつ見えてきました。
これは転職活動や今後のキャリアを考える上で、大きなヒントになりました。
経験を通して学んだこと
社内ニートや孤立の経験は辛いものでしたが、そこから学んだこともあります。
♦︎自分を守るために休む勇気を持つこと
♦︎自己分析を通して強みを見つけること
♦︎無理なく働ける環境を選ぶこと
これらは今後の働き方を考える上でとても大切だと実感しました。
まとめ
辛い経験の中にも学びや気づきはあります。
もし今、仕事がなくて苦しい状況にいる方がいたら、
まずは 心身を大切にすること を最優先にしてください。
そして、焦らずに自分の強みを見つけ、
無理なく続けられる働き方を選んでいけたら、きっと前に進めるはずです。
私の経験が、誰かの参考になれば嬉しいです。
ぜひ自分らしい一歩を踏み出してください。
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