
「自分らしく働くって、こういうことかもしれない」
人生で思いもよらない出来事が起きた時、どう立ち直るかは自分次第。
私は去年、看護師として働いていた職場を突然失いました。
しかし、その経験がきっかけで、自分の特性を知り、
無理なく働ける環境や新しい目標を見つけることができました。
今日は、訓練校での学びを綴っていきます。
突然の別れと絶望
去年の初夏、私は看護師を突然解雇されました。
上司や偉い人たちに囲まれ、目の前で退職を告げられるあの瞬間は、
今でも思い出すだけで体が震えます…
異動先は厳しいルールの職場で、ミスが続き自信を失っていました。
仕事を失った日の帰り道、父に電話しました。
父は「おつかれ、もうそんなところに行かなくていい」と優しく励ましてくれました。
同棲中の彼と結婚を予定していましたが、それも破棄。
仕事も将来も失い、途方に暮れました。
訓練校との出会い
看護師に戻る勇気は出ませんでした。
「自分に合う仕事は何だろう?」と考え、ハローワークで職業訓練校を知ります。
イラスト制作が得意だった私は、DTPクリエイト科に応募。
デザインの道への「門」を与えてくれる場所だと思い、入学を決めました。
波乱のスタート
長く休んでいたこともあり、私の生活リズムはバラバラでした。
そして迎えた入学式当日——まさかの寝坊。
電話で先生からの優しい声に気づき、「慌てて行きます!すみません!」と伝えると、
「気をつけてきてね」と温かく返してくれました。
訓練校は、遅刻や欠席が失業保険支給にも影響するため、日々の出席が重要です!
幸い、この日以来は面接など特別な用事を除き、休まず通い続け、
失業保険は延長等なく、満額で貰えました。
教室に入ると、私を含め10人ほどのクラスメイト。
自己紹介や軽い交流を経て、訓練校生活がスタートしました。
楽しいけど学びの壁があった
勉強は想像以上に難しかったです!
クラスはIllustratorとPhotoshopのエキスパートを目指すコース。
慣れないソフトの操作に何度もつまずき、デザインを形にするまでが大変でした。
センスのある人たちは次々と素敵な作品を作り上げていて、羨ましい気持ち。
分からないことは、先生が丁寧に指導してくださり、
周りの仲間も優しかったので、色々教えてもらえました。
Photoshopの試験が難しく、残念ながら不合格でしたが、
Illustratorエキスパートに合格しました。
色んな気づきをくれた大切な仲間たち
クラスメイトは偶然にも同世代だったこともあって、すぐに打ち解けました。
作品発表の時間には、お互いの作品を見て質問や感想を伝え合います。
私はどの作品にも感動し、毎回しっかり言葉にして感想を伝えていました。
するとある日、「たぅさんは言語化するのが上手だね」と褒めてもらえたのです。
その一言をきっかけに、少しずつクラスメイトとの信頼関係が深まっていきました。
訓練校での出会いは、人生で大切な宝物です。
今でも仲間と交流を続けており、何でも相談できる存在になっています。
苦手も強みも見つかった!
訓練校は平日9:30〜16:00の濃密な授業。
そこで気づいたことがあります。
【強み】
♦︎締め切りギリギリまで試行錯誤し、なんとか完成させる忍耐力
♦︎お題にまず挑戦するチャレンジ精神
♦︎デザインを言語化して伝えるコミュニケーション力
【苦手】
♦︎マルチタスクや時間に追われる作業
♦︎人と関わりすぎると疲れやすい
♦︎厳しいルールに縛られる環境
自分には合わない環境で頑張ろうとしていたことに気づき、
「できない自分」ではなく「環境のせいだった」と理解できたのです。
訓練校を経て、福祉業界に転職
卒業後、就職活動を開始しました。
在宅ワークやデザイン職も探しましたが、スキル不足で難しい状況。
そこで、ハローワークの勧めで福祉の仕事に目を向けました。
見学や体験を通して、今の職場を選んだ理由は
♦︎有給休暇が取りやすい
♦︎介護負担が少ない
♦︎スタッフの雰囲気が温かい
実際には、休憩がない日や送迎の緊張、
手袋が使えない介護など大変なこともあります。
しかし、医療ほど緊迫感のある現場ではない分、心の余裕につながっていると思います。
これからの目標
改めて気づいたことがあります。
私はやはり、自分のペースで進められる仕事の方が向いているということです。
プレッシャーが強くなるとミスも増え、心も体も疲れやすくなります。
以前の私は、そんな自分を「社会不適合者」「のろま」「甘い人間」と思い込み、
自分が嫌いでした。
けれど、訓練校での仲間との出会いや経験を通して、
自分の生き方が少しずつ見えてきました。
『できない自分』ではなく、『合わない環境を選んでいただけの自分』
だったのだと気づいたのです。
これからは、そんな自分を責めずに、認めてあげたいと思います。
社会に溶け込めないわけじゃない。
ただ、自分に合わない仕事や道を歩いていただけだった——
そう思えるようになりました。
そして今は、新しい目標があります。
それは、在宅ワークで自分の力を発揮できる環境を作ること。
焦らず、一歩ずつ、その目標に向かって努力を続けていきます。
ポートフォリオの紹介
私の制作した作品は、こちらのポートフォリオでご覧いただけます。
訓練校での経験や学びを形にしたものなので、ぜひ見ていただけたら嬉しいです。