
はじめに
私は、在宅ワークをすることが夢です。なぜなら、人間関係で悩むこともなく、自分の能力や力量を自分で追求しながら、自分のペースで仕事ができそうだからです。
成功も失敗も、経験も自分のものになり、会社から縛られたり圧をかけられたりすることもありません。なにより、失敗して誰かに嫌われたり、自分の評価が下がることもないため、長く続けられそうだと思ったのも、自分にぴったりだと感じた理由です。
在宅ワークという夢と現実
これまで、私は会社からの退職勧奨を何度も経験してきました。仕事を減らされ、社内ニートになったこともあります。それを会社のせいにしてきたこともありました。しかし、そもそも自分にも原因がありました。
自分の能力や性質を理解せず、目の前の仕事に手をつっこんできたことも、主な原因の一つだと思います。
看護師として長年転々としてきて、どれも一年にも満たない旅をしてきました。やっと気づいたことは、私には看護師という人のペースに合わせる仕事、チームでの仕事は完全に不向きだということです。
社会で求められるのは単純作業しかなく、長い時間、他人と一緒に働くことは難しいと感じました。
そんなことをぐるぐる考えていた時、ネットで「在宅ワーク」という天国を知りました。これは革命的に、自分にぴったりだと思いました。
応募してみましたが…
実際に在宅ワークを探し、応募してみました。しかし、どれもおかしな会社が多かったです。
一つ目は、合同会社で企業ホームページもあり、安心できると思いました。ズーム面接ということで、喜んで指定の提出書類を作成し、即座に提出しました。後日、面接の案内が届き、在宅ワークって本当にあるのだと、黄色い現実を飲み込んで心身ともに安心していました。
しかし…連絡が来ません。面接時間になっても、ズームのIDやパスワードも届かず、心臓バクバクさせながら待機していました。
数時間後、会社から電話がありました。男性の声で「忘れていました。今から商談が入ってしまったので、本日夜カフェで会えませんか? そこで面接させてください」と言われました。
夜、男女でカフェに会うという状況は危険だと直感し、辞退しました。
さらに、YouTubeで在宅ワークの情報を聞こうとLINE登録したこともありました。しかし、悪質な企業からお金を請求される(課金制)ことも経験しました。
結論として、安全な求人を見分けるポイントはないと思います。これは私の考えであり、自ら実行していることですが、「在宅ワークというお仕事は、自分の持つ魅力を芸能界に放つくらいの奇跡」だという気持ちを持ち続け、日々、「自宅でこういうふうに働きたい」と細かくイメージし、それに向けて努力し続けるしかないと思います。
人それぞれ、在宅ワークでの希望の仕事像は違います。だからこそ、自分の軸を持つことが大切だと思います。
フリーランスや在宅ワークを謳うYouTuberへの不信感
私はフリーランスや在宅ワークを謳うYouTuberの動画をいくつか見てきました。整えられた部屋や暮らしの背景を映し、「在宅ワークになった方法」と題して語る動画です。私も、実際に在宅ワークを目指していたため、そうした方法に目を奪われたことが何度もありました。
しかし、いざその方法通りに在宅ワークを探してみても、仕事は見つかりません。よく考えると、語り部の整った背景はいつも無機質で広く、撮影スタジオではないかと思うこともあります。これはあくまで私の知見ですが、実際には在宅ワーク自体してはいないのに、自分は在宅ワークをしていますというアピールによって、在宅ワークを学びたい人を誘導している可能性もあると感じます。
また、最近は「SNS運用代行」や「動画編集代行」など、未経験からでも簡単に始められるように見える仕事も多くあります。しかし、実際は知識や責任が伴う仕事であり、素人が簡単に手を出すとかえって危険かもしれません。
「未経験OK」と書かれた仕事も、実際にはスキルや経験が必須のことが多いです。さらに、コロナ禍が落ち着いた現在、以前に比べて企業の在宅ワークの求人自体が減ってきているように感じます。
私はITの経験もスキルもありません。そのため、現実的に自分が在宅ワークに近づくには、まず自己分析が重要だと考えています。自分がやりたいことよりも、まず「自分に何ができるか」を優先的に見つけ、その力をどう活かせるかをつなげて考える。これが、在宅ワークへの答えを探し始めるための「駅」のようなものだと私は思います。現在、私はその自己分析を実行しています。
フリーランスという世界の怖さ
また、私が考えているのはフリーランスとして働くことの怖さです。
自営業をしたいと思い、実際に美容師として自営業をしている友人に相談したことがあります。
赤字になった場合、組合に支払わなければならないことがあります。自分で責任を持ってやることに喜びを感じる人や、あらかじめ蓄えがある人であれば問題ないかもしれません。しかし、最低でも簿記2級程度の知識がないと、フリーランスとして働くのは厳しいと聞きました。
友人は独立前に簿記を勉強したそうです。自由に働く魅力はありますが、同時に責任や知識がセットであることを忘れてはいけません。
今後の自分の人生設計を考えてみる
私は、これまでどこへ行っても人間関係や自分の能力不足から、仕事を減らされたり孤立したりして、退職という悪循環を繰り返してきました。
しかし、今後は自分で選択し、人に流されず、自ら情報収集して生きていかなければならないと強く感じています。在宅ワークへの道は、これからもずっと目指していきます。
ただ、自営業の友人の話も聞き、私は計算も不得意で、自己管理もあまり得意ではないことを自覚しました。そのため、会社に所属してパート勤務をしながら在宅ワークをするという方法を選ぶことに決めました。
ダブルワークが可能な会社に入れば、確定申告などあらゆる手続きの負担を避けることができると思ったからです。また、在宅ワークは収入が不安定になりがちですが、会社に所属していれば安心感もあります。こうして、自分で安心材料を作ることも大切だと思います。
私は正社員は選びません。仕事を転々としやすい性格である自分には、パートとして働く方が向いていると考えたからです。もちろん、パートだけで生きていけるのかという不安はあるので、色々人生設計を考えていかなければなりません。
お金の勉強と固定費の見直し
不安を減らすために、私はお金の勉強も始めました。「お金の大学」という本から、多くの知識を学ばせてもらっています。
例えば、
- 火災保険は入っておくべき
- 通信費のお得情報
- 年金追納や奨学金返済のポイント
など、独身でパート勤務を考えている私にとって、非常に有益な情報が満載です。きっと、同じように独身でパートをやりたいと考えている方にも役立つ内容だと思います。もちろん、私はこの本の回し者ではございません。
まとめ
という形で進めていこうと思います。在宅ワークは夢ですが、現実を見据えて準備することが何よりも大切だと感じています。